野菜等が大きく育つためには、根がしっかりと伸び、土中の水分や養分を十分に吸収できるようになっているのがポイントです。
そのためには、下記の5つの条件が必要です。
1 水はけと通気が良いこと
2 水もちが良いこと
3 酸度が適正であること
4 肥料分に富んでいること
5 病原菌や害虫が少ないこと
中でも、1と2は基本で、そのためには、団粒構造をしていない土を作ることが重要です。
団粒を保つ土作りは、堆肥やそれに代わる有機質資材(稲わら、腐葉土等)を十分に施すことが必要です。
それが不可能な場合(プランター栽培等)、ピートモスやヤシがらを土に混ぜ込みます。
*ピートモスとは、ミズゴケ類などの蘚苔類、アシ、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどの植物が堆積し、腐植化した泥炭を脱水、粉砕、選別したもので、農業、園芸用土、もしくは土壌改良材として用いられます。
畑の空いた冬の間によく耕し、寒気にさらして風化させることも、排水、酸素補給、病害虫や雑草対策としても有効です。
また、畑の土は作業の際に踏み固めたり、地表面が降雨でたたかれたりすると、表面が固結し、空気の流入が悪くなるので、ときどき、除草や追肥の際に、地表面をクワなどで軽く耕し、通気を良くしてあげるのがポイントです。
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