ハクサイは、アブラナ科アブラナ属の二年生植物で、日本では冬の野菜として好まれ、多く栽培および利用されています。
ハクサイは、中国原産ですが、そのさらに原種はトルコなどにおいて現在でも見られる野性の菜の花である、B・カンペストリスだと言われています。
ハクサイの種類は、中国語では、「大白菜」と「小白菜」に分かれますが、日本では大白菜の一部に限られ、チンゲンサイやシロナなども含まれます。
地中海沿岸原産のハクサイ原種は、紀元前の中国に伝わると栽培されるようになり、様々な野菜を生んだと言われます。
7世紀の揚州で、華北のカブ(アジア系)と、華南のパクチョイが交雑して生じた牛肚菘(ニウトウソン、本草図経にある)が、最初のハクサイと考えられています。
16~18世紀にかけて、結球性を持つものが現れ、品種改良が進んだ結果、今日見られるハクサイが生まれたとされています。
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