干天、酷暑にもよく耐え、たくましく育ちます。
繊維やビタミン類も豊富で、カラフルな品種も増えて、
用途が広まっています。
どんな土壌でも作れますが、ほんとうに美味しい美肌のものは、
排水や通気がよくないとできず、適地はやはり限定されます。
品種として、作りやすく味の良いのは、「ベニアズマ」が代表的です。
また、早堀りでき、甘くて焼き芋に向くのは、「高系14号」です。
他にも、金時とも呼ばれる粉質で甘みの多い「紅赤」、
アイスクリームなどの加工にも使える紫色の「山川紫」などもあります。
栽培のポイント
排水、通気をよくする畑作りを心がけ、
ツルボケさせないように窒素の吸収を抑えて栽培します。
そのため、普通の肥沃度の畑なら元肥は不要です。
葉色が特に淡すぎるようなら、少量の追肥をしますが、
ほとんど無施肥でよいでしょう!
また、黒マルチで地温を高め、雑草の発生を防ぐのがポイントです。
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じゃがいもは、春作では2月下旬~3月、
秋作では8月下旬~9月中旬が植えつけ適期です。
タネイモは園芸店や種苗店で、
ウイルス病 に感染していない清潔なイモを購入しましょう。
タネイモは、植えつけの3~4日前に、1片30~40gに切り分けます。
この時、各片に2~4個の芽をつけて切るようにします。
風通しのよい日陰に置き、切り口を乾かしておきましょう。
ジャガイモは、pH5.0~6.0 の土を好みます。
土壌酸度測定液「アースチェック液」で土の酸度を測定し、
pH5.0以下の場合は苦土石灰を1m2当たり100gまき、pH5.0~6.0の場合は、
微量要素の補給のために苦土石灰 を1m2当たり50gまきます。
pH6.0以上の場合は、苦土石灰をまく必要はありません。
植えつけの2週間前に、必要量の苦土石灰をまき、よく耕します。
植えつけ時に粒状肥料「マイガーデン野菜用」を1m2当たり120g施して、
土によく混 ぜ込んでおきましょう。
次に、植えつけのために、60~70cm間隔に深さ15cmの溝を掘ります。
そこに、30cmに1個の割合で、タネイモを置きます。
タネイモとタネイモの間に、完熟牛ふん堆肥を移植ゴテ1杯を置き、
7~8cmの深さに覆土します。
ジャガイモは、カレーライス、シチュー、肉ジャガ、コロッケなどに用いられ、
日本人になじみ深い野菜です。
ビタミンCを豊富に含み、良質な食物繊維を有します。
成分はデンプンが主体ですが、カロリーは白飯よりも低い健康食材です。
20℃前後の冷涼な気候を好み、春作と秋作ができます。
いずれも植えつけから約90日と、
イモ類のなかでは比較的短期間で収穫できるのも特徴です。
土質も選ばず、管理も簡単で育てやすい野菜の代表です。
また、花は淡紫色や白色で、なかなか美しいものです。
ただし、ナス科の植物のため、連作は避けましょう。
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モヤシの栽培方法には、下記のように5つのポイントがあります。
1 種子の選別
不純物や、害虫に食べられた種子、欠けた種子、水に浮く種子等を取り除く作業が必要です。
2 容器の選定
種子に対して、10倍の水が入る容器を選定する必要です。
3 種子と水の割合
種子の約10倍量の水に一晩つける事が必要です。
4 水洗い(水すすぎ)
十分な水でよく洗い、一日間に1~2回取り替えるが必要です。
5 光の遮断
台所のシンク、段ボール箱等を利用して、光を遮断する。
モヤシの種子をいっぺんに短い日数発芽させるには、25~30度の温度が必要となります。
上記を踏まえ、温度が足りない時期には、加温が必要です。
それ以下の温度でも、日数をかければ発芽しますが、その場合、不ぞろいや、品質の低下を招きます。
色が悪い、匂いがすると言ったことは、栽培中の酸素不足が原因です。
それを防ぐためには、種子に吸水させた後、水をよく切り、濁った状態にならないようにすること、また、水洗いや水すすぎを入念にすることが大切です。
また、台所のシンクや段ボール箱等を利用し、光の遮断をするのがポイントです。
種蒔き時期、および、収穫時期は、周年できます。
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エンダイブは、15度~20度程の冷涼な気候を好みますが、耐寒性は弱いので、降霜期近くになると生育がストップしてしまいます。
ついては、蒔き時を逸しないように注意が必要です。
育て方は、レタスと同じですが、株間を広くとり、肥料を切らさずに大株に育てるのがポイントです。
大きく成長してきたら、遮光して軟白し、苦味を減らします。
*軟白処理とは、巾着のようにヒモで縛ってまとめ、中心部分に日を当てないようにし、葉を淡いグリーンとなって、苦みがやわらかくなり、食べやすくなりこと。
軟白には、秋で15~20日、冬で30日程を必要とします。
調理面では「シコレ」と呼ばれるため、同属のチコリと混同されることが多いので、間違わないように注意が必要です。
種蒔き時期(春)は、5~6月頃です。
種蒔き時期(夏)は、8~9月頃です。
種蒔き時期(冬)は、10~12月頃です。
収穫時期(夏)は、8~9月頃です。
収穫時期(秋)は、10~12月頃です。
収穫時期(春)は、3~4月頃(トンネル栽培)です。
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ニンニクの球種は、9月上旬頃までは休眠状態ですので、休眠がさめる9月~4月頃に植えます。
元肥に使う堆肥は、よく腐熟したものを用い、害虫の持込がないように気をつけます。
1株から2芽が出た場合は、早めに取り除きます。
また、春の生育盛りになると、トウ立ちしてきますので、芽が出しだい、摘み取りましょう!
収穫は、晴天日を見計らって行うようにします。
ニンニクは、球だけでなく、若い葉の状態で収穫すれば「葉ニンニク」となり、トウ立ちした花茎を伸ばして利用すれば「茎ニンニク」となって、用途が広がりますよ。
種蒔き時期は、9月頃です。
収穫時期は、5月頃です。
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本来の市場に出ているような大株の優品を育てるには、600~1000枚もの細葉を得ないといけないので、やや重い土の水分に富む畑が最適となります。
近年、多く使われるようになった子株ものは、適地の幅が広がり、どこでも育てられますが、いずれにしても、元肥に良質の堆肥を十分に施し、有機質肥料を多めに追肥し、肥切れさせないようにするのがポイントです。
ウイルス病に弱いので、アブラムシ防除に注意しましょう!
収穫時期は、2月頃です。
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ラディッシュの仲間は色々ありますが、赤丸型が代表的で、コメット、レッドチャイム、さくらんぼ等の種類があります。
また、白丸型のホワイトチェリッシュ、白長型のアイシクル、雪小町や、白長型、赤長型などもありますので、種類選びも楽しいですよ。
ラディッシュは、ダイコンと同じく冷涼な気候を好みますが、根は小型で、生育日数が短く栽培できるので、何度でも栽培できるのが嬉しいです。
しかし、夏の高温時に肥大期を迎えると、根茎の乱れが大きくなるので、注意が必要です。
葉色を見ながら少量ずつの追肥を怠らないこと、間引きを入念に行うことが大切なポイントです。
収穫時期は、年中OKです。
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レタスの仲間は色々ありますが、一般的なのは、玉レタス(クリスプヘッド型)です。
玉レタスは、サラダだけでなく、スープなどにも利用できる野菜です。
栽培時の適正温度は、18度~23度で、冷涼な気候で元気に育ちます。
しかし、暑さには弱く、28度程になると、正常な結球はなかなか期待できなくなります。
高温長日下で種まきすると、トウ立ちしやすいので、夏まきは特に、蒔きどきに注意が必要です。
「とう」とは花をつける花茎のことを言い、 この「とう」が伸びてくることを、トウ立ちと言います。
トウ立ちすると、「葉っぱが硬くなる」「花に養分を取られてしまう」ことになり、育った野菜は美味しくなくなり、硬くて食べられないこともあります。
小さいうちは寒さによく耐えますが、結球期に入ると、冷害を受けやすので、作型選びが重要となります。
一般的なのは、夏まき冬どり栽培ですが、高温下での育苗になりますので、芽だしと、発芽後の管理を入念にし、幼育期には、育苗箱を木陰の風通しの良いところに置くのがポイントです。
収穫時期は、11月~12月頃です。
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ハクサイの適温は、15~20度で、その時期に最大の生長をさせる必要がありますので、それを考慮しての種まきが必要です。
球は70~100枚と多くの葉で構成されるため、大きな球を得るためには、肥料をよく効かせ、生育を早めることです。
アブラムシ、ヨトウムシ、コナガなどの害虫が、大敵です。
薬剤防除が欠かせませんが、防虫ネットや、べた掛け資材の利用がオススメです。
ハクサイの品種としては大きく、結球種、半結球種に分かれます。
結球種はさらに、葉が頭部で重なり合う抱被型と、重ならず向かい合う抱合型がありますが、多いのは抱被型です。
代表的な品種は、早生では「黄ごころ」「耐病60日」があり、中生では「オレンジクイン」「彩明」などがあります。
上記の他、半結球の「花心」「山東菜」などがあります。
ハクサイは、繊維が軟らかく、淡白な味は漬物、鍋物などに欠かせない、冬野菜の主役です。
近年、人気の高まっているキムチにも欠かせません。
収穫時期は、11月~12月頃です。
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サトイモは、連作障害が最も出やすい野菜なので、少なくとも3~4年は、間をおくのがポイントです。
また、乾燥にとても弱く、夏に日照りが続くと葉枯れし、作柄不良になります。
サトイモは、高温性で生育適温は、25度~30度です。
サトイモの、春の育ちを早めるには、マルチフィルムが効果的です。
*マルチフィルムとは、ウネの上に地温上昇、地温抑制、乾燥防止、除草目的などにはるシートです。
新イモは、種イモの上方に着くので、土寄せが足りないと、子イモの芽が地上に伸び、太りが悪くなってしまいます。
マルチをする場合は、初めからイモの上に多く覆土しておくか、マルチを一時片側に寄せて、土寄せをしてください。
収穫後の子イモ外しは、株を持ち上げて基部をビール瓶で強くたたくと、簡単に収穫できますよ!
収穫時期は、11月頃です。
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葉ネギには、細ネギと太ネギがあり、1箇所の植え付け本数、株間、施肥料を変えるのがポイントです。
細ネギの場合、畑に堆肥や肥料を十分に施し、1箇所に5~7本ずつまとめて、株間を広くとって植えます。
太ネギの場合、根深ネギのように、元肥は施せず、深めの溝を掘って植え、成長してきたら追肥を重点に施肥するのが重要です。
細ネギは土寄せは少量とし、太ネギは15センチ軟白を目標とします。
葉ネギは、プランター栽培にも最適で、刈り取りすれば、何度(約2~3回)でも収穫することができるのが嬉しいですね。
また、葉ネギには品種があり、
細~中ネギ栽培用で暑さに強い、「九条浅黄系」「黒千本」「堺奴」
低温に強い、「小春」
太く仕上げる冬用の、「九条太」 があります。
代表的な品種の「九条ネギ」には、ごく若い小ネギ状態で利用するものから、根深ネギ並みに太めに仕上げるものまでありますが、両方とも、葉は柔らかく、食味が良いのが身上です。
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ブロッコリーは、保水力のある有機質に富む土壌を好みますので、良質の堆肥と油粕を十分に施すのがポイントです。
根は、湿害に弱く、寝腐れを起こし、枯れやすいので、水溜りが生じないように、畑の排水に注意が必要です。
早生種は7月上中旬に、晩生種は7月中下旬に種まきするのが、育てやすい作型です。
少しでも風通しのよい涼しい場所がよく、晴天日には日ざしを遮るため、90センチくらいの高さに、よしず等で覆って温度が上がるのを防ぎましょう。
セル育苗にすれば、容器ごと移動できるので楽チンです!
また、ブロッコリーの品種は多くあります。
極早生の「早生緑」「ハイツ」
中生の「緑嶺」「緑帝」「グリーンパラソル」
晩生の「グリーンベール」「エンデバー」 があります。
種類によって、収穫時期や期間が大きく違うので、特性を見極め、品種を決めることが大切です。
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